2020年10月4日(日)
学術会議人事介入に抗議
札幌・畠山氏ら 杉田議員辞職も要求
日本学術会議の人事への露骨な介入、自民党の杉田水脈衆院議員の女性蔑視暴言―。日本共産党北海道委員会は2日、早くも危険な姿があらわになった菅政権に抗議し、札幌駅前で宣伝しました。
畠山和也前衆院議員は、杉田氏を比例名簿1位にした自民党の責任を批判。「学者の国会」とも呼ばれる独立した研究機関として真理の探究の立場から研究、発信してきた学術会議の新会員候補を排除したのは戦前、学問を支配し、侵略戦争に突き進んだ歴史と重なると指摘。「その反省から生まれたのが日本国憲法であり、学術会議です。菅首相は直ちに任命拒否を撤回せよ。学問の自由を守るために野党や市民と力を合わせていきます」と表明しました。
女性、青年後援会が横断幕を掲げ、性暴力に抗議する「フラワーデモ」への発言の撤回と謝罪、杉田議員辞職を求めるウェブ署名を呼びかけました。
女性後援会、労働者後援会の人が「性被害に苦しむ人の心を踏みにじり、女性の尊厳を傷つける杉田氏に議員の資格はない」とこもごも訴えました。
後援会員が示す署名参加の「QRコード」にスマホをかざした札幌市の女性(65)は「人の痛みがわからない自民党議員はさっさと辞めてもらいたい」と怒りを込めました。