2020年10月18日(日)
比例躍進・連合政権実現を
来たる総選挙の勝利をめざし17日、日本共産党の幹部が全国各地で街頭から訴えました。
東北初の2議席必ず
秋田で市田・高橋氏
日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は、秋田県横手市と秋田市で高橋ちづ子衆院議員(衆院東北比例予定候補)と藤本ゆり同比例東北予定候補、杉山あきら秋田3区予定候補とともに街頭演説しました。小雨の中、「安倍政治の継承いらない」とプラカードを掲げる人などが並びました。
市田氏は、学術会議への介入や「自助」押しつけで、出身地の秋田県でも菅新政権への失望が広がってきていると指摘。野党共闘で本気で政権交代をめざす決意を訴えました。
政府が秋田県に押し付けようとした「イージス・アショア」を、県民の運動で配備撤回に追い込んだ経験を強調。「声を上げれば政治は変えられます。東北初の比例2議席以上を一緒に勝ち取りましょう」と呼びかけると拍手と「そうだ」の声が上がりました。
高橋議員は、野党共闘の質の前進を示して「この力で今度は政権を取りにいきます。そのためにも日本共産党が大きくなることが大事です」と語りました。
藤本予定候補は「学問の自由を脅かす政権でなく、学問の自由を保障する政権に」と、杉山予定候補は必勝の決意を訴えました。
秋田市では野党統一で当選した寺田静参院議員が「危機感をともにする皆さんと、党派を超えて声を上げ続けていきましょう」と連帯のあいさつをしました。
東海で2議席以上を
静岡で山下・もとむら・しまづ氏
日本共産党の山下芳生副委員長は、衆院比例東海ブロックの予定候補者らとともに、静岡県浜松市と静岡市で街頭演説しました。「来たるべき総選挙で菅義偉政権を代えて野党連合政権を実現させよう。共産党の議席を、比例東海ブロックで2議席の実現、3議席以上を取る勢いに押し上げてこそ政権奪取の歴史的選挙にできる」と訴え。雨の中、膨れ上がった聴衆が大きな拍手を送りました。比例予定候補の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員(静岡1区重複)、長内史子党愛知県委員会青年学生部副部長が決意を訴えました。
山下氏は、コロナ禍で国民が苦しむ中、「自助」を強調する菅首相を批判。キャンパスに入れず高学費に苦しむ学生へ民青同盟が実施した食料支援は全国に広がり「バイトがなくなり2、3日は食事抜き」などの切実な声が寄せられているとして、政治の仕事は学費値下げや大学の感染防止など学ぶ権利を保障することだと強調しました。
自助を押し付ける新自由主義の転換を求める野党共闘の前進や、命と暮らしを大切にする社会をつくる「七つの提案」を紹介。予定候補者を先頭に地域や職場での共産党の活動をバージョンアップさせて「草の根から政権奪取の選挙にしていこう」と呼びかけました。
もとむら氏は「市民と野党の共闘で核兵器禁止条約を批准できる政府へと変えていこう」、しまづ氏は「原発ゼロの日本をつくるために働かせてください」、長内氏は「政治の目線を大企業、米国から国民の暮らしに転換させよう」と訴え。鈴木ちか静岡2区予定候補、ひらが高成同8区予定候補が決意表明しました。
北信 議席守りさらに
石川で紙・藤野氏
日本共産党石川県委員会は、金沢市で紙智子参院議員と藤野やすふみ衆院議員(同北陸信越比例予定候補)を迎えて街頭演説を開きました。
「本気の共闘で政権交代を」との訴えに、聴衆が「ええぞ!」と声をかけました。亀田りょうすけ(石川1区)、坂本ひろし(同2区)の両衆院小選挙区予定候補も訴えました。司会は佐藤まさゆき県議。
紙氏は、内閣発足1カ月の菅首相に対して「官房長官として、公文書改ざんなどを行った安倍政治を支え、継承を掲げている」と指摘。「一日たりとも、長く政権を任せるわけにいかない」と、野党連合政権実現の必要性を強調しました。
紙氏は「農業は命を支える産業。人と環境に優しい、家族農業を守れる農政に転換を」など、党の政策を紹介。総選挙は比例ブロックで現職藤野氏の議席絶対確保、2議席実現への支援を求めました。
藤野氏は、菅首相の学術会議人事への介入を「学問の自由を侵害した、戦前の反省に立ってつくられた憲法を踏みにじるもの」と批判。「総選挙で菅政権に審判を」と訴えました。
亀田、坂本の両小選挙区予定候補は、野党統一予定候補への押し上げへ協力を呼びかけました。
金沢市の女性(70)は「夫と家族農業を始めた。第1次産業の農業を守ってほしい」と話していました。