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2020年10月18日(日)

なくすな大阪市

住民投票まるわかりパンフ好評

「反対」広げる力に

 大阪市廃止=「都」構想の是非を問う住民投票(11月1日)をめぐり「明るい民主大阪府政をつくる会」と「大阪市をよくする会」が共同編集した『住民投票まるわかりパンフ』が好評です。「都」構想の問題点を示し、政令市・大阪市の存続が大阪の展望を開くと訴えるこのパンフは、宣伝・対話で活躍。「友達に渡します」「お店に置きます」など10部、100部単位で持ち帰る人もおり、市民の間で対話が広がるきっかけになっています。(速水大地)

 京橋駅前で30代男性がパンフを見ながら「(維新の)松井(大阪)市長は『いま二重行政はない』と言う。それならなぜ『都』構想をやるのか疑問です。コロナ対策もそうだが、この間、本当に政治が信用できなくなっている」と話しました。

 此花(このはな)区の宣伝で、最後まで聞いていた女性は「(住民投票について)いまいちわかっていなかったが、今日の話を聞いてよくわかった」「マンションに配布します」とパンフ10部を持ち帰りました。淀川区では、聴覚障害者2人が「社会福祉協議会がなくなると困ります」と配布用にパンフをそれぞれ30部ずつ受け取りました。東淀川区の阪急上新庄(かみしんじょう)駅前宣伝では、外国籍の女性と対話。「私には投票権はないけれど、私の分まで反対してほしいと友だちに伝えます」とパンフを5部持って帰りました。平野区では、「パンフを配ります」と3日連続で1日600部を受け取りに来る男性も。

 なんば髙島屋(中央区)前では、浜松市の人と対話に。賛成多数で大阪市が廃止されると、同じ政令市の浜松市にも影響が及ぶことを懸念。大阪市民の友達に、投票に行くようにと促していました。

 公明党は「『都』構想反対」から「賛成」に転じましたが、意外な激励も。平野区で早朝に男性がパンフを配っていると「何を配っているの?」と女性に呼び止められました。パンフを渡すと、女性は「(反対の思いは)私と一緒や。あんた頑張りや」。自転車のかごには聖教新聞がありました。女性は創価学会の配達員でした。


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