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2020年10月21日(水)

日本の法治主義の危機

学術会議介入 京都の大学関係者ら集会

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(写真)報告する松宮孝明・立命館大学教授=20日、京都市下京区

 菅義偉政権による日本学術会議への人事介入問題で、京都の学者・大学関係者らが20日、「日本学術会議への政治介入に抗議し、説明・撤回求める京都緊急集会」を京都市内で開き、約150人が参加しました。主催は、大学職員組合や日本科学者会議京都支部、「自由と平和のための京大有志の会」などでつくる同集会実行委員会です。

 菅政権が任命拒否した6人の学者のうちの一人、松宮孝明・立命館大学教授が特別報告しました。松宮氏は日本学術会議法の条文を使い「学術会議は、学問の自由を享受する研究者を守るための一つの制度である」と強調。菅政権が任命拒否をした今回の問題は明らかに違法だが、学問の自由の危機にとどまらず「総理大臣が法律を守れないなら、日本の法治主義の危機だ」と指摘しました。

 リレートークでは、日本科学者会議京都支部の宗川吉汪代表幹事はじめ、京都大学職員組合、京都府公立大学法人労働組合、立命館大学教職員組合の各代表、学生、大学院生ら6人が発言。同志社大学の岡野八代教授、「安保関連法に反対するママの会」の西郷南海子氏がメッセージを寄せました。

 集会の最後に、6人の任命拒否を撤回し、速やかに任命することを求める「集会アピール」を採択しました。


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