2020年10月27日(火)
共産党のコロナ対策“ほとんどその通り”
愛媛県医師会長 小池書記局長と懇談
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日本共産党の小池晃書記局長は25日、松山市内で愛媛県医師会の村上博会長と懇談しました。村上氏は、同日に市内で行われた街頭演説にも参加し、懇談では、日本共産党の新型コロナ危機に対する「緊急申し入れ」の項目の一つ一つを指さし、「ほとんど書いてある通りです」と語りました。懇談には、白川よう子衆院比例四国ブロック予定候補と田中克彦愛媛県議が同席しました。
「街頭演説を最初から聞いていました」と村上氏が切り出したことへの驚きから始まった懇談。話題は、コロナ禍の下での医療機関や患者の苦境、求められる対策から菅政権の政策への懸念まで広がりました。
村上会長は懇談の中で、菅政権が打ち出したオンライン診療の恒久化や不妊治療の保険適用に懸念を表明。コロナ禍で、保健行政を軽視してきた政治の矛盾が露呈していると語りました。
小池氏が、感染拡大防止のための戦略的な大規模検査や医療機関への支援、雇用と事業を継続させるための支援などを掲げた党の「緊急申し入れ」を紹介すると、村上氏は、医療機関とりわけ耳鼻科、小児科の苦境を紹介。かかりつけ医で陽性が判明した場合の患者への対応に対する不安などを語りました。
感染震源地(エピセンター)での網羅的検査の重要性について語った小池氏に対し、「私もそれがリーズナブルだと思う」と共感。雇用と事業継続の支援について、「書いてある通りです」と述べました。
村上氏が「ぜひ聞いていただきたい」と切り出したのは、医療関係者などが審議会などで議論し積み上げてきた政策が、自民党政治の下で規制改革会議や経済財政諮問会議の議論にかき消されるという不満でした。
小池氏が「ぜひ、これからもご意見をお聞きしたい」と述べ、白川予定候補が「くらしの声を届けたい」と決意を語ると、村上氏は「コロナ禍のもと、やられっぱなしではなく、エンジン掛けて駆けあがってほしい」とエールを送りました。