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2020年11月6日(金)

バイデン氏 過半数迫る

米大統領選 トランプ陣営 集計停止訴え

 【ワシントン=遠藤誠二】3日に行われた米大統領選挙は、5日未明(米東部時間)までの開票で、バイデン前副大統領(民主)が優勢となっていますが、勝者が確定していない状況が続いています。バイデン氏は4日午後以降、激戦区ラストベルト(さびついた工業地帯)のミシガン、ウィスコンシンの2州を制し、当選に必要な270の選挙人獲得まであと17と迫っており、現職のトランプ大統領(共和)は苦境に立たされています。

 バイデン氏は4日の会見で、勝利したら「米国の大統領としての職責を果たす。共和党の州も民主党の州もない。あるのはアメリカ合衆国だ」と述べ、勝利に自信をみせました。

 CNNテレビによると、バイデン氏は253人の選挙人を獲得。対してトランプ氏は213にとどまっています。得票数はバイデン氏が7165万(50・5%)、トランプ氏6809万(48・0%)です。バイデン氏の得票は大統領選で史上最多となりました。

 現在も、ペンシルベニア、ネバダ、アリゾナ、ノースカロライナ、ジョージアなどの6州などでは僅差のため結果が確定していません。トランプ氏は、フロリダ、テキサス、オハイオなどの接戦州で連勝しましたが、勝利するには残りの中西部の接戦州を複数とる必要があります。

 トランプ陣営は4日、ミシガン、ペンシルベニア、ジョージア3州での票の集計一時停止などを求め裁判所に訴えると発表。これに対し、国民の間からは、「票の集計を妨害するな」との声があがっています。


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