2020年11月10日(火)
沖縄 米兵 強盗など事件多発
デニー知事「強い憤り」
沖縄県の玉城デニー知事は8日、同県うるま市で強盗事件の容疑で在沖縄米海兵隊員が同日に逮捕されたことを受け、先月末から米軍関係者の傷害、器物破損、酒気帯び運転などの事件が多発していることも合わせて「強い憤り」を表し、「在沖米軍の管理体制が不十分だ」とするコメントを発表しました。
県として今後、米軍や日米両政府に対し、「より一層の綱紀粛正や教育の徹底、再発防止等を強く要請」すると述べています。
うるま市での今回の事件は、飲酒した米海兵隊員がタクシー運転手の首を絞め、現金を奪い、タクシーも強奪し、沖縄自動車道で事故を起こしました。コメントで「極めて凶悪な事件」と強く非難しています。
先月末から、酒気帯び運転5件、傷害事件3件、器物破損事件2件、公務執行妨害1件、無免許運転1件など米軍関係者の事件が多発していることも示し、「県民に大きな不安を与えるもの」だと訴えています。
コメントでは「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキングチーム(CWT)」で、米軍や日米の関係機関が直接議論を行い、対策を講じることが重要だとして、速やかな開催を求めています。