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2020年11月12日(木)

米国議会選挙

女性議員数が史上最多に

 大統領選挙と同時に実施された米上下両院選挙で、女性当選者が史上最多となることが明らかになりました。ラトガース大学の米国女性政治センター(CAWP)によると、8日時点で女性が出馬した未決着の選挙区が19あるなか、少なくとも135人の女性議員が誕生します。

 下院(定員435)では、最低でも111人(25・5%)となり、史上最多だった改選前の101人(23・2%)を大きく上回ります。うち新人が22人。

 111人の内訳は、民主党が87人、共和党が24人。共和党は今回、女性議員を増やし、同党で最多だった06年の25人を超える可能性が出ています。

 当選した下院女性の44人が非白人です。ミズーリ、ワシントンの両州で初めての黒人女性議員(いずれも民主)が誕生しました。

 アイオワとサウスカロライナの両州の共和党は、初めて女性議員を下院に送ります。

 上院(定員100)は、新たに7人が当選し、非改選の17人と合わせ24人になりました。史上最多だった18年の26人に迫りました。

 CAWPのウォルシュ事務局長は、女性たちの予備選への出馬も記録的な多さだったとし、公職に就く女性の数は「記録的な18年の中間選挙に続き、1回限りではない、ニューノーマル(新常態)の出現を目にすることになると慎重ながらも楽観している」と分析。女性議員を増やすためには「各党、献金者、活動家、有権者からの特別な配慮が必要であり、共和党が女性候補を増やした事実からもそれは明らかだ。努力が必要で、その努力はこれからも続く」と述べました。


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