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2020年11月21日(土)

育鵬社の教科書 激減

占有率 歴史1.1%、公民0.4%

文科省集計

 2021年度から全国の国公私立の中学校で使用される教科書について、教科書会社ごとの占有率を文部科学省が20日までに集計しました。侵略戦争を美化する育鵬社の歴史教科書は占有率1・1%で、20年度の6・4%から大幅に減りました。同社の公民教科書も0・4%(20年度は5・8%)と激減しました。一方、改憲勢力が採択を狙ってきた日本教科書社の道徳教科書は0・7%(同0・3%)で倍以上になりました。

 今年おこなわれた21年度からの教科書の採択では、公立で育鵬社版を採択したのは歴史が6地区と4県、公民が4地区と4県。今年度までの歴史・21地区8県、公民・19地区7県から大きく減らしていました。

 公立で日本教科書社の道徳を採択したのは栃木県大田原市、石川県加賀市、千葉県東葛飾東部(柏市・我孫子市・鎌ケ谷市)の3地区。これまで採択していた石川県小松市は今回、別の道徳教科書を採択しましたが、新たに日本教科書を採択した東葛飾東部地区の生徒数が多いため、占有率が大きく伸びました。


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