2020年11月26日(木)

介護・医療職員に定期的検査

沖縄　デニー知事が８次補正予算案

（写真）補正予算案などを上程するデニー知事＝25日、沖縄県議会

　沖縄県議会の１１月定例会が２５日に開会しました。「オール沖縄」の玉城デニー知事が、新型コロナウイルス感染症の緊急対策として介護・医療施設職員への定期的なＰＣＲ検査に５億９８００万円を充てることなどを盛り込んだ、１４７億８９３万１０００円の第８次補正予算案などを上程しました。

　同補正予算案は、同感染症の患者を受け入れるために医療機関が空床にした病床に対する空床確保料の補助などに９３億２６１５万３０００円、患者等を受け入れた同感染症の指定・協力医療機関への協力金交付に１５億７４７９万２０００円を計上しています。

　感染症の対応に当たっている医療従事者などに支払う慰労金の支給対象者が当初想定した人数を上回ることから、３７億６７４５万円を増額します。

　感染症の相談・検査体制等拡充事業では、４億８１１７万９０００円を計上。今後のインフルエンザとの同時流行に備え、発熱患者等の相談に対応するコールセンターの回線増強に加え、医療機関・検査機関に対するＰＣＲ検査機器整備費を補助します。

　同補正予算案は、来月２日の本会議で可決される見込みです。