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2020年11月30日(月)

「警官の顔」撮影・拡散禁止

仏各地で抗議行動

暴力を助長、法案の撤回を

 【ベルリン=桑野白馬】フランス下院で警察官の顔の撮影・拡散を禁じる法案が可決されたことを受け、ジャーナリストや権利擁護団体は28日、警察の暴力を監視する体制を弱め、暴力を助長するとして各地で全国で約13万人(内務省発表)規模の抗議行動を行い、法案撤回を求めました。


 自治体や政府の発表によると、東部リヨンで7500人、南西部ボルドーで6000人、首都パリで4万6000人が参加。少なくとも70都市で行動しました。パリでは一部のデモ隊と警官が衝突。警官は催涙ガスを発射して鎮圧を図りました。

 行動参加者は「誰が警察から私たちを守ってくれるのか」「民主主義は壊された」と書いたプラカードを掲げて行進。警察による暴力的な弾圧を受けてきた「黄色いベスト」運動の蛍光色ベストを着た人たちも列に加わりました。

 フランスでは、警官が集団で黒人の音楽プロデューサーを暴行する様子がインターネット上に公開され、関与した警官4人が逮捕されたばかりです。暴行を受けた男性は警察本部前で記者団の取材に応じ「警官は私を殴りながら何度も『汚い黒人』と呼んだ」と証言しました。

 法案が上院でも可決され成立すれば、警官による暴力が隠蔽(いんぺい)される可能性があると懸念されています。


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