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2020年12月2日(水)

「桜」追及法律家の会 東京地検に要請

安倍氏 正式起訴を

 安倍晋三前首相の後援会主催「桜を見る会」前夜祭で、有権者に飲食代を提供するなどしたのは違法だとして、安倍氏ら3人を刑事告発している「『桜を見る会』を追及する法律家の会」は1日、「首相犯罪」の全容に迫るため、徹底した捜査と安倍氏らの正式起訴を行うよう求めて東京地検特捜部に要請しました。

 桜を見る会をめぐっては、前夜祭の費用を安倍氏側が補てんしていたことを示す会場ホテルの領収書の存在が指摘されるなど、東京地検特捜部が経緯を捜査。安倍氏側が政治資金規正法などに違反していた疑いがいっそう強まっています。

 要請後、司法記者クラブで会見した「法律家の会」事務局長の小野寺義象弁護士は「(5月に告発を行ってから)やっとここまで来た。これは首相の犯罪なんだという私たちの告発が正しいと裏付けられる段階になった」と強調。その上で、「(不起訴処分や略式起訴の)軽い処分で済ませることは絶対にしてはならない。刑事裁判の場でこの問題をはっきりさせることが求められる」と語りました。

 さらに小野寺氏は、この事態を受けた緊急声明を会見で発表しました。声明は、告発を契機に、全国各地で徹底捜査を求める署名が取り組まれたことなどにふれ、「国民の力が検察を動かした」と強調。前夜祭費用の補てんを国会で否定し続けた安倍氏に対しては、「虚偽答弁を繰り返して国民を愚弄(ぐろう)した政治家に、政治を語る資格はない」などとして、国会議員を辞職すべきだとしています。


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