清水氏「強権ノー」

名古屋

　名古屋市天白（てんぱく）区で５日、来たる総選挙で必ず勝利し、政権交代をめざそうと、日本共産党の清水ただし衆院議員を迎えた演説会が行われました。会場では、コロナ対策として参加者が「その通り」「いいぞ」などと書かれたプラカードを掲げる形で声援を送りました。

　田口一登・党名古屋市議団長が市政報告。名古屋市の中心繁華街の飲食店などで大規模なＰＣＲ検査が実施されたと述べ「その力のもとは、検査を必要とした市民の声と、対策を求めた共産党の力だ」と語りました。長内史子衆院東海比例予定候補は「若い世代の声を国会に届け、女性の議席を増やしていきたい」と強調。「『自助』などと自己責任を押し付ける菅政権の下では、若い人が希望を持てない。野党の勝利で希望ある政治に」と語りました。

　清水氏は、菅政権下で起きている不十分なコロナ対策や学術会議の問題を「まったくすがすがしさがない」と批判。「『自助・公助・共助』に加え、学術会議問題では『排除』をする強権の菅政権は許してはいけない」と強調しました。また、コロナ対策には「消費減税が一番。世界では３７カ国が実施している」と述べ、「企業・団体献金をもらわない共産党が伸びることが大きな力になる。ぜひ、来たる総選挙でも党を大きく躍進させよう」と訴えました。