2020年12月7日(月)
鳥インフル対策要求
紙議員「養鶏業者支援を」
参院農水委
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日本共産党の紙智子議員は1日の参院農林水産委員会で、鳥インフルエンザ感染への対策と、愛媛県で過剰になっている「はだか麦」への支援を求めました。
鳥インフルエンザは香川県をはじめ兵庫県、福岡県、宮崎県で発生。香川県三豊市では3キロ圏内で7件も発生しています。紙氏は、農水省小委員会が過去にない特異な事例として緊急提言を出しているとして対策を要求しました。
新井ゆたか消費・安全局長は「地域内の環境ウイルスが非常に高まっている」とし、野上浩太郎農水相は「強い危機感を持って対応している」と答えました。
紙氏は、すでに139万羽が処分される一方、家畜防疫員は4人だけだと指摘し、養鶏業者の支援や人的支援を求めました。
また紙氏は、愛媛県の「はだか麦」が新型コロナの影響による需要減や2年連続の豊作で約2千トンもの過剰になっていると指摘し、政府の支援策は食用だけであり、対象外の過剰分対策が必要だと主張。米国からの「はだか麦」の輸入は2015年度の2千トンから18年度には2万6千トンに増えていることを示し、輸入麦から国産麦に置き換える支援などを求めました。
野上農水相は「一時保管や国内産麦の利用拡大を支援する」と答えました。