2020年12月11日(金)
基地固定化の恐れ指摘
沖縄県議会 西銘氏が質問
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日本共産党の西銘純恵沖縄県議は9日、県議会一般質問に立ち、米軍那覇軍港(那覇市)の同県浦添市への移設(新軍港建設)問題と、同市の既存の米軍基地に配備された米海兵隊の新部隊について取り上げました。西銘県議は、同市での新軍港建設に反対し、那覇軍港は無条件の早期返還を求めることも改めて主張しました。
浦添市区選出の西銘県議は、2025年度以降に返還が決まっている同市の米軍キャンプ・キンザーに、海兵隊の水陸両用作戦を支援する新部隊が配備されたという報道を取り上げ、「キャンプ・キンザーは浦添(新)軍港と一体化し、出撃基地としての機能が一層強化され、固定化されるのではないか」と指摘しました。
金城賢知事公室長は「部隊配備が基地負担の増加につながることはあってはならない」と答えました。
西銘県議は、県のワシントン事務所からの海兵隊関連資料も「分析し、沖縄の基地が今後どうなるか、ぜひ調べてほしい」と要求。謝花喜一郎副知事は「調査していきたい」と答弁しました。西銘県議は「那覇軍港は移設条件なしで、浦添での軍港建設ではない、無条件での返還を求めてほしい」と訴えました。