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2020年12月12日(土)

命・生業守る支援を

畠山氏 医療者・業者と懇談

北海道北見

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(写真)医療用資材が積まれた中で話を聞く畠山氏(右)=9日、北海道北見市

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(写真)中小業者の訴えを聞く畠山氏(奥左)=9日、北海道北見市

 新型コロナ感染症拡大の北海道の実態をつかみ、直ちに手だてを講じようと、日本共産党の畠山和也道対策本部長・前衆院議員は9日、オホーツク管内の北見市で医療機関と中小業者を訪ねました。

 管内の陽性患者数は114人、2カ月前の約1・7倍増です。

 医療用手袋などが積まれた会議室。「3カ月分の衛生資材を確保するため、毎日インターネットを見て少々高くても買っています」とオホーツク勤医協の黒澤久司専務理事。同市では2月、クラスター(感染者集団)が発生。職員は緊張状態で働き続け、「メンタルヘルスの対応に苦慮している」と嘆きます。

 発熱患者の通院は車に乗ったまま検体を採取し、一般患者と別にして「診察を終えるまで約1時間かかり人手も要します。診療報酬はそれに見合ったものではありません」と告発。北見・網走の2次医療圏で重症者用ベッドが1床と中等症ベッドは北見が4床、網走は2ベッドしかないと危機感をにじませます。

 北見民主商工会(佐々木泰会長)の懇談では「忘年会の予約がまったくない」と飲食業を営む女性。森田勇樹事務局長は「国は持続化給付金、家賃支援給付金を再度支給すべきです」と訴えます。

 「政府の経済対策に医療機関の損失補填(ほてん)や持続化給付金が盛り込まれていない」と畠山氏。「命と生業(なりわい)を守るため、必要な対策を実現させるまで声を上げ続けます」と応じました。


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