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2020年12月15日(火)

学問の自由への攻撃

京都 学術会議介入問題で報告会

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(写真)報告する松宮氏(正面中央)と、こくた氏(右)=12日、京都市中京区

 菅義偉政権による日本学術会議への人事介入問題について、日本共産党京都府委員会は12日、こくた恵二国対委員長・衆院議員(衆院近畿比例・京都1区予定候補)と、任命拒否された6人のうちの1人である松宮孝明立命館大学教授を迎えた緊急国会報告会を京都市内で開き、120人が参加しました。

 こくた氏は、国会での追及の経過を報告。デマや論点そらしでこの問題を乗り切ろうとする菅政権を厳しく批判し、「問題の本質は、学問の自由、思想信条の自由への攻撃だ。科学を政治のしもべにしてはいけない」と強調しました。野党間で、戦前の滝川事件に匹敵する問題との認識で一致しているとし、「時代の分水嶺(れい)に立っている。いよいよ菅政権を打倒し、野党で政権を取らなければいけない」と力を込めました。

 松宮氏は、6人が任命されず欠員状態であることは学術会議法に違反しており、法律を誠実に執行することを内閣に義務付ける憲法にも違反していると指摘。「違法状態は6年続く。6年粘り強くたたかい続ける」と表明しました。

 会場から「日当もあまり出ない学術会議会員であるモチベーション(動機づけ)は何か」と問われ、「日本の学術の総意として仕事ができることは喜びだ。『何か利権がないと人間は動かない』という見方があるが、人間観としてゆがみがあると思う」と答えました。


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