2020年12月23日(水)
繰り返された虚偽答弁 安倍氏の証人喚問を
「桜」前夜祭問題 小池氏会見
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日本共産党の小池晃書記局長は22日、国会内で記者会見し、「桜を見る会」前夜祭問題にかかわって、安倍晋三前首相が東京地検特捜部から任意の事情聴取を受けたとの報道について、「7年8カ月にわたって首相を務めてきた人物が捜査当局から聴取を受けたという事実は極めて重大だ」として、安倍氏の証人喚問を求めました。
小池氏は、衆院調査局の調べで、安倍氏が国会で「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補填(ほてん)していない」など事実と異なる答弁を118回繰り返していたことが明らかになったと指摘。「証人喚問で虚偽答弁問題を明らかにする必要性がいよいよ強まった」と主張しました。
小池氏は与党が非公開の議院運営委員会理事会での招致を主張していることについて、「言語道断だ。証人喚問に反対するのであれば自民党も安倍氏の虚偽答弁を是認したことになる」と批判。「うそをついたら偽証罪に問われる証人喚問で真実を語るのが、政治家として安倍氏が取る態度だ」と主張しました。
小池氏は安倍氏が補填の事実について秘書から聞いていなかったと述べていることについて、野党が国会でANAインターコンチネンタルホテルが明細書を発行した事実など、安倍事務所側の補填について繰り返し問いただしてきたことをあげ、「解明する責任は安倍氏に間違いなくある」と指摘。秘書に責任を押し付けることは許されないとして、「一問一答の公開の場で問いただしていく必要がある」と強調しました。