2020年12月23日(水)
精神疾患休職が最多
教員3年連続増 病気理由の67.2%
文科省公立校調査
|
うつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員数が2019年度は過去最多、3年連続の増加となったことが22日、文部科学省の調査でわかりました。
同調査は、公立小中高校や特別支援学校など、管理職を含む教員約92万人を対象に、休職者や処分者について調べたもの。今回は新型コロナウイルス感染症対策をふまえ、例年よりも調査項目を限定して実施しました。
病気が理由による休職者数は8157人でした。このうち、精神疾患による休職者は5478人で、前年度より266人増えて過去最多に。学校種別でみると小学校が226人と大幅増、中学校は26人増でした。病気理由の休職者のうち精神疾患が占める割合は67・2%と、依然として高止まり状態です。