しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年12月26日(土)

学生支援へ緊急要望

検査拡大・心のケアなど

福島大学長と岩渕参院議員

 コロナ禍のアルバイト激減などで生活が困窮している大学生の支援を強めようと、日本共産党の岩渕友参院議員は25日、福島市にある福島大学を訪れ、三浦浩喜(ひろき)学長と懇談しました。党福島県委員会の町田和史委員長、神山悦子、宮本しづえ、大橋沙織各県議も同席しました。


写真

(写真)三浦学長(左列中央)と懇談する(右から)町田、岩渕、神山、宮本、大橋の各氏=25日、福島市の福島大学内

 三浦学長は、学生向けアンケートに数回取り組み、学内外からの寄付で学生支援の基金を設け、悩みの相談窓口も開いていると状況を説明。一方で、前日の24日に同大生13人の感染が確認されたクラスター(感染者集団)発生について言及し、「福島市内の医療が逼迫(ひっぱく)している中での事態であり、おわびするしかありません」と声を詰まらせました。

 岩渕議員は「感染を広げないためにもPCR検査の抜本的拡充や医療体制の強化が求められます。私たちも国に求めていきます」と述べました。

 三浦氏はまた、大学の貧困な予算状況にふれ、運営交付金の増加を求めました。

 懇談は日本学術会議の人事介入問題にも及び、町田、岩渕両氏が「学問の自由侵害だけでなく、言論や良心の自由なども侵す許せないもの」と話すと、三浦氏も「そうですね」と応じました。

 懇談終了後、町田、岩渕両氏と神山県議団長の3氏連名で、▽学生のPCR検査の範囲拡大▽食料支援▽メンタルケアの実施―を県に緊急要望しました。


pageup