しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年1月19日(火)

首相施政方針

「桜を見る会」前夜祭 米倉洋子弁護士の話

一言のおわびですまない

 安倍晋三前首相の元公設第1秘書が東京簡裁から罰金100万円の略式命令を受けた「桜を見る会」問題。前首相とともに国会で虚偽の答弁をした菅義偉首相ですが、施政方針演説で触れたのは「おわびする」との一文のみ。安倍氏らを刑事告発した法律家の一人、米倉洋子弁護士は「これで済む問題ではない」と指摘します。

 施政方針演説では、「桜を見る会」前夜祭に関する答弁に事実と異なるものがあったことをおわびすると一言だけ触れていますが、一言のおわびで済む問題ではありません。

 告発に基づく捜査により、安倍事務所が飲食費を補填(ほてん)していたことが解明され、安倍前首相の「事務所の関与はない」「補填はない」などの国会答弁も虚偽だったことが明らかになりましたが、当時、官房長官として安倍前首相をただかばっていた菅首相の責任も重大です。

 菅首相には、安倍前首相側がいくら補填したのか、誰が払ったのか、資金源はどこかなどの真相を国民に明らかにする責任があり、今国会では、安倍前首相と共にその責任を果たしてもらいたいと思います。


pageup