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2021年1月20日(水)

除雪に国の支援を

新潟・上越 武田氏ら豪雪被害調査

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(写真)山崎さん(右から2人目)から話を聞く武田氏(右端)と(左端から)平良木、橋爪、上野の各市議=19日、新潟県上越市

 豪雪被害の問題で日本共産党の武田良介参院議員は19日、新潟県上越市入りし、被災現場を調査しました。党市議団の上野公悦、橋爪法一、平良木哲也の各氏が同行しました。

 武田氏らは、4メートル20センチの最大積雪を記録した同市中ノ俣地区を調査。70歳の男性は「除雪のためのユンボ(重機)が足りない。国がきちんと手配してほしい」と要望しました。同地区在住の女性は記録的な豪雪を「歩くのにカンジキを使っても、胸まで雪が漬かる」と振り返りました。

 一行は農業被害に遭った同市内の農家を訪ね、懇談しました。トマトなどを育てる男性のビニールハウスは、8棟中6棟が倒壊。アスパラ菜を育てる最中のハウスの屋根がつぶれました。「再建費用は、約1000万円は下らないかな。共済は入っていない」と不安げに語りました。

 コシヒカリなどの生産販売を行う朝日池総合農場はハウス6棟中4棟が倒壊。取締役会長の平澤栄一さんは「米価が下がる中でこの被害はね…」と話していました。

 有機無農薬野菜を育てる山崎農場では、倉庫の屋根が雪の重みで鉄骨が折れ曲がりました。新たに購入した田植え機が破損したという代表取締役の山崎幸男さんは「今回の被害は、加入した共済は適用されないらしい」と肩を落としました。

 調査を終えて、武田氏は「除雪体制の支援など現場の声に国が応えるよう求めていく」と話していました。


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