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2021年1月27日(水)

札幌市 無料PCR実施へ

医療・介護・福祉従事者に

共産党道委 要請が実る

写真

(写真)町田副市長(右)に要請する(同3人目から)はたやま、村上氏=昨年11月30日、札幌市

 粘り強い要請が実りました。札幌市は580の高齢者・障害者支援施設、療養型の医療機関で働く従事者4万2200人を対象に、月1度の無料PCR検査を3月から実施することになりました。日本共産党道委員会と党市議団が医療関係者らから声を聞いて回り、繰り返し要請し、実現にこぎ着けました。

 札幌市北区の介護老人保健施設・茨戸(ばらと)アカシアハイツで昨年4月に起きたクラスター(感染者集団)で17人が亡くなった痛苦の教訓から、はたやま和也道対策本部長・前衆院議員を先頭に、道厚生局に要望。党市議団が市議会で連続して取り上げ、6度にわたりPCR検査拡充を要請してきました。

 11月末には、はたやま氏と村上仁市議団長が、▽医療機関や福祉施設、保育園、学校と集団感染リスクの高い施設に勤務する職員や利用者に直ちにPCR検査を実施する▽歓楽街すすきの地区の全飲食店の従業員に全額国庫負担で行うよう国に求める―を秋元克広市長に要望。応対した町田隆敏副市長は「重要な課題だと思っている」と答えました。

 3月から8月までの半年間、毎月PCR検査を実施します。経費約6億円を2月定例議会の補正予算に計上することにしています。

 村上氏は「逼迫(ひっぱく)し、深刻さが増す医療支援は“待ったなし”。中小業者への支援強化と一体で、さらに前へ進めていきます」と話しています。


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