2021年1月30日(土)
沖縄 軍港拒否の浦添に
市長選あす告示 伊礼氏ら訴え
沖縄県浦添市西海岸への米軍の新軍港建設が最大争点となる2月7日投票の同市長選が31日に告示されます。軍港建設反対・阻止を掲げ、幅広い市民・団体・政党の支援で立候補する予定の伊礼ゆうき市議(38)と支援者らは市内で29日、感染防止対策を取った上で街頭決起集会を開き、勝利に向けて猛奮闘の決意を固め合いました。
市長選は、公約を破り、新軍港を容認する現市長=自民党、公明党推薦=と、保守層からも応援の声があり、若者も参加するなど運動の輪が広がり続ける伊礼氏との一騎打ちの見込みです。
コロナ危機の中、命と暮らしをどう守るのかも重要な争点。伊礼氏は、営業時間短縮に応じた事業者へ12万円の援助、18歳以下の子どもに1万円支給など市独自の施策を公約しています。
伊礼氏は「何としても勝ち抜く。日米両政府に動かされるのではなく、皆さん一人ひとりの声でつくっていく浦添、沖縄にしたい」と、力を込めて演説しました。
女性(71)は「軍港はいらない。コロナから暮らしや営業を守ってほしい。伊礼さんと一緒に立ち上がりたい」と語りました。「オール沖縄」の国会議員や県議らも参加しました。