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2021年2月20日(土)

大阪広域一元化条例案撤回を

明るい会・よくする会 会見

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(写真)会見する(右から)荒田、高本、釘宮、菅、福井の各氏=19日、大阪市内

 2月の大阪市議会と大阪府議会に「大阪府及び大阪市における一体的な行政運営の推進に関する条例案」(「広域行政一元化条例案」)が提案されようとしています。これを受け、「明るい民主大阪府政をつくる会」(明るい会)と「大阪市をよくする会」(よくする会)は19日、条例案の撤回と新型コロナ対策の抜本的強化を求めて大阪市内で記者会見を開きました。

 会見には、明るい会の荒田功事務局長、よくする会の福井朗事務局長、大阪府保険医協会の高本英司理事長、大阪民主医療機関連合会の釘宮隆道事務局長、全大阪労働組合総連合の菅義人議長が出席しました。

 荒田氏は「条例案は『都』構想実現に固執する内容であり、2度の住民投票の結果に反する。狙いは大阪府知事の権限を強化し、大規模開発推進に大阪市の権限と財源を投入することだ」と指摘。「有権者が直接賛否を表明できない条例というやり方にも問題がある」と批判しました。

 高本氏は医療の面から、釘宮氏は介護の面から、新型コロナウイルス感染症の現状と今後について説明。「なぜこんな時に急いで条例を強行するのか。今必要なのはコロナ対策に全力を挙げることだ」と主張しました。

 明るい会が2日に実施した1000人ネット調査の結果も報告され、7割ほどがよく理解できていないという特徴が見られました。


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