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2021年2月25日(木)

米海兵隊性暴力に抗議決議

沖縄県議会 全会一致で可決

 沖縄県議会は24日の本会議で、那覇市内での在沖縄米海兵隊員による成人女性への性暴力事件(1月31日)について、厳重に抗議する決議と意見書を全会一致で可決しました。「米軍における人権教育への取り組みや隊員の管理体制が機能していない」と非難し、「激しい憤り」を表明しています。

 日米両政府に向けた決議・意見書は「このような行為は、肉体的、精神的苦痛を与えるだけではなく、人間としての尊厳をじゅうりんする犯罪である」と強調しています。

 酒に酔った米海兵隊員が路上で早朝に引き起こした同事件が、米軍の、午前0時~5時の飲酒を原則禁止する勤務時間外行動指針(リバティー制度)や新型コロナウイルス対策行動指針に違反している可能性も指摘しています。

 強く要請する項目に、▽被害者とその家族への謝罪と完全な補償▽米軍人・軍属等の綱紀粛正と実効性のある再発防止策▽リバティー制度の順守▽米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキングチーム(CWT)の早期開催▽日米地位協定の抜本的見直し―を掲げています。


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