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2021年2月26日(金)

接待攻勢の真相ただす

衆院総務委 本村議員が迫る

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(写真)質問する本村伸子議員=25日、衆院総務委

 日本共産党の本村伸子議員は25日の衆院総務委員会で、総務省幹部が放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男・菅正剛氏らから接待を受けたあとに放送行政の方向性が大きく変わった経過を追及し、第三者委員会で徹底的に調査するよう求めました。

 本村氏は、同省幹部らが接待を受け、総務省のワーキンググループ(WG)が既存衛星事業者に有利になるように、衛星使用料の引き下げや衛星電波の割り当てを示す報告書案をまとめた経緯を指摘、「接待攻勢」の真相をただしました。

 同省の秋本芳徳・前情報流通行政局長は「その(接待の)話とは別に政策論議は進んでいた」と根拠も示さず答弁しました。

 また、谷脇康彦総務審議官が、衛星利用料金を議論したWGに出席していたにもかかわらず「衛星利用料金の話題は、いろいろ手がけているので頭に入っていなかった」と答え、本村氏は「無責任だ」と批判しました。

 本村氏は『週刊文春』が公表した接待時の音声のなかで、東北新社側が「いい仕事」と話していた意味を説明するよう要求。総務省の原邦彰官房長は「日頃から課長と衛星協会が意見交換していること」と弁明しました。本村氏は、総務審議官当時に高額接待を受けていた山田真貴子内閣広報官を含め、総務省幹部らと東北新社側との連絡記録を提出するよう求めました。


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