2021年3月6日(土)
JR北は根室本線残せ
はたやま氏が新得・南富良野両町長と懇談
北海道
2016年8月の台風被害で不通となり、JR北海道が放置したまま廃線を狙う根室本線をめぐって、日本共産党の、はたやま和也前衆院議員は5日、沿線自治体を訪ね、懇談しました。
懇談では、菅義偉政権が今後3年間でJR北に1302億円もの巨額の支援を決定したことが話題になりました。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年公開)のロケ地として有名になった幾寅(いくとら)駅(映画では「幌舞駅」)がある南富良野町。池部彰町長は「根室本線は道東と道北を結ぶ背骨的存在で、5年間、声を上げ続けている」と語ります。“鉄路の町”として切り開いた路線を、利用者減少だからといって廃線にするのは鉄道業の役割を果たしていないと強く批判し、「自治体だけでなく、政治の責任でどうにかしてもらいたい」と訴えました。
新得町の浜田正利町長は「生活路線としての利用は少ないが、道東から富良野に向かう観光客を運ぶ重要な役割を担っている」と北海道での根室本線の役割を強調しました。
はたやま氏は、4年半も復旧をさぼり続けてきたJR北の無責任ぶりを厳しく指摘。同時に、JRが誕生した分割・民営化の際に「ローカル線は残す」と言明した国の責任が巨額支援で改めて問われていると述べ「引き続き早期復旧と鉄路を守るために頑張ります」と表明しました。
青柳茂行党新得町議が同行しました。