2021年3月8日(月)
基地設計変更 不承認を
瀬長沖縄県議 知事に要求
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日本共産党の瀬長美佐雄沖縄県議は4日、県議会の一般質問に立ち、同県名護市辺野古の米軍新基地建設で沖縄防衛局が県に申請している設計変更について、「知事は県民の民意に応え、自信を持って不承認にすべき」と訴えました。
瀬長県議は、同設計変更について「県が追加質問を繰り返すほどずさんな申請書」だと批判。新基地建設の埋め立てに、沖縄戦犠牲者の遺骨が含まれている可能性のある沖縄本島南部の土砂を使用する計画であること、辺野古の工事は技術的に困難で環境破壊や税金の無駄遣いになることを指摘しました。
玉城デニー知事は、設計変更を「厳正に審査しているところだ」と述べるにとどまりましたが、南部の土砂使用については「到底認められない」と答えました。
瀬長県議は、日米地位協定の抜本的改定実現に向けた取り組みを質問。金城賢知事公室長は、他国の地位協定の調査、県外でのトークキャラバンなどで国民的議論の喚起を図り、取り組みを強化すると答弁しました。
瀬長県議は「地位協定改定を掲げ、(新基地建設断念などを求める)『建白書』実現の政権を誕生させることで、明るい未来が開ける」と強調しました。