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2021年3月16日(火)

“おわび”連発も真相語らず 当事者の国会招致求める

東北新社・NTT 小池書記局長が会見

 日本共産党の小池晃書記局長は15日、国会内の記者会見で、総務省接待問題をめぐる同日の参院予算委員会での東北新社とNTTの両社長の答弁について問われ、「おわびは連発したが真相は語らなかった。肝心なのは真相だ」として、接待に同席した当事者を国会に招致し真相を究明すべきだと強調しました。

 小池氏は、東北新社の中島信也社長が日本共産党の山添拓議員の質問に「報告を受けていない」と連発したことに言及。中島氏は新しく社長になった人物にすぎず、野党が国会招致を要求している同社社員で菅義偉首相長男の菅正剛氏、同社の三上義之前取締役、同社子会社・東北新社メディアサービスの木田由紀夫前社長ら直接事情を知る当事者に聞くしかないと主張しました。

 また、中島社長が放送法上の外資規制違反の事実を総務省に伝えたとする一方、総務省は「報告を受けた覚えはない」と答えたことについて、「違反した側が隠すというのはありがちだが、(外資規制違反について)担当官庁が聞いてないというのは、極めて不自然だ。立証する責任は総務省の側にある」として、応接記録などの提出が必要だと強調。「参考人出席要求の対象も拡大し、真相の究明に当たりたい」と述べました。

 また、NTTの澤田純社長が「便宜を受けるような話はしていない」などとして、歴代総務相など接待の対象について答弁を拒否したことに触れ、「刑法は公務員が職務に関して賄賂を受けることを収賄罪としており、実際に行政をゆがめたかどうかは問われない」と指摘。「どういう政治家に会ったのかを明らかにする責任が公的な性格を持つNTTにはある。答弁を拒んだのは重大だ」と厳しく批判しました。


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