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2021年4月5日(月)

未来に武器必要ない

独 復活祭で平和行進

医療・介護・教育へ投資を

核禁条約署名も要求

 【ベルリン=桑野白馬】ドイツの首都ベルリン市内で3日、平和団体による毎年恒例の復活祭(イースター)平和行進が行われました。主催団体「ドイツ平和運動ネットワーク」によると、今年のテーマは、軍備増強に反対し医療や介護、教育に投資するよう政府に求めること。核兵器禁止条約に署名し、国内に配備されている米軍の核を撤去することも盛り込みました。


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(写真)3日、ベルリン市内をプラカードを掲げて歩く平和行進参加者(桑野白馬撮影)

 時おり雨がぱらつくなか、参加者は「核兵器はもう違法になった」「軍備の狂乱に終止符を打とう」と書いた横断幕や手製のプラカードを掲げて行進しました。

 市民団体「緑の友」で活動するヨマスさん(25)は「輸出された武器は戦争に使われ難民を生む。環境にも悪い。負の連鎖を断ち切るため、政府に圧力をかけ続けたい」と話しました。

 初めて行進に参加したオレクさん(29)は「持続可能な未来に武器は必要ない。資本主義の搾取の構造を根本から変える必要があると思う。他の参加者と平和について対話したい」と語りました。

 ドイツ国内では1~5日、各地でキリスト教の復活祭に合わせた平和行進が行われています。1960年にキリスト教徒や市民が核兵器廃絶を求めてデモをしたことをきっかけに始まりました。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖措置の影響で大幅に規模を縮小して実施されました。


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