2021年4月23日(金)
うるま市政 公正に
市長選三日攻防 テルヤ氏訴え
沖縄
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25日投票の大激戦の沖縄県うるま市長選は、最終盤の「三日攻防」に突入しました。同県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力から立候補した沖縄国際大学名誉教授のテルヤ寛之氏(68)=無所属新=は22日、うるま市内で街頭演説し「公平・公正、透明性のある輝くうるま市を」と訴えました。
テルヤ候補は、コロナ対策として、PCR検査の希望者への支援や、県と連携してワクチンを円滑に行き渡らせること、困窮世帯や困窮事業者への市独自の給付金を公約。政策集では同新基地建設に強く反対することを明記しています。
テルヤ候補と一騎打ちの、自民党や公明党などが推薦する前市議の陣営は、菅義偉政権との「太いパイプ」を強調し、「国を批判して予算をもらえるのか」などとオール沖縄を攻撃しています。
立場の違いを超えて多くの市民に支持されているテルヤ候補を選ぶのか、地方自治や民主主義を大事にしない政府言いなりの相手候補を選ぶのかが問われる、重大な選挙となっています。玉城デニー知事も応援の訴えなどで「古い政治から未来志向の、新しいうるま市に変えよう」と呼びかけています。