2021年4月28日(水)
医療従事者を守れ
倉林氏 支援の拡充求める
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日本共産党の倉林明子議員は20日の参院厚生労働委員会で、コロナ第4波に立ち向かう医療従事者をあらゆる手だてを講じて守るよう、感染防護具の配布や財政支援の拡充を求めました。
倉林氏は、医療用マスクが不足し、グローブ(非滅菌手袋)の値段が高騰している実態を示し、「国の責任で、すべての医療現場に感染防護具を届けきるべきだ」と主張しました。
そのうえで、感染防護具の確保で使えていた緊急包括支援交付金による補助(200万円と、5万円×病床数)が2020年度で終了し、21年度からは国による直接執行の補助(25万円と、5万円×病床数)となり、補助が大幅に減っていると指摘。「これでは医療機関に十分な支援を行えない。予備費も活用し補助を増額すべきだ」と迫りました。
倉林氏は、高齢者へのワクチン接種が始まるなか、希望する医療従事者の接種状況が2回目までで約15%にとどまっていることを確認。医療従事者からは「希望しても受けられるめどが立っていない」「一度もPCR検査を受けられていない」との声を紹介し、「医療従事者を守る責任は国にある。医療従事者を守る手だてを早急に講じるべきだ」と主張しました。