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2021年5月18日(火)

労働者守る対策ぜひ

宮本氏 雇用保険逃れなど告発

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(写真)宮本徹議員

 日本共産党の宮本徹議員は12日、衆院厚生労働委員会で、大企業の雇用保険未加入や解雇・雇い止めの実態を告発し、コロナ禍で労働者の生活を守るための対策を要求しました。

 宮本氏は、イベント大手「シミズオクト」が、非正規労働者を「日々雇用」という名目で雇い、雇用保険に加入させていない問題を告発。雇用保険法第9条に基づき、厚労相が職権を行使して雇用保険に加入させるべきだと迫りました。

 厚労省の田中誠二職業安定局長は「一部の労働者から確認請求があり、確認が行われる中で、他の労働者に被保険者資格があると認められるときは、ハローワークが事業主に届出を指導し、応じなければ職権で確認する」として「ご指摘のような事案についても、職権の行使を含めて、雇用保険制度を適正に運営したい」と答弁しました。

 宮本氏はまた、資本金994億円を誇る「阪急阪神ホールディングス株式会社」のグループ企業である「阪急阪神ホテルズ」で、3月末に非正規労働者219人が雇い止めされた事例も告発。雇用調整助成金、休業支援金の一部縮小をただちに撤回し、コロナ特例措置を全国規模で維持して労働者の雇用を守るよう求めました。


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