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2021年5月20日(木)

タイ航空 日本支社に雇調金

高橋議員の質問が契機

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(写真)高橋千鶴子議員

 審査保留となっていたタイ国際航空日本支社の雇用調整助成金について、申請分の一部が同支社に支給されたことが19日までに分かりました。同支社はコロナ禍で厚生労働省に雇調金を申請しましたが、タイ国本社の経営破綻を理由に審査が保留されてきました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員の質問(4月21日、国土交通委員会)を契機に、支給が実現しました。

 タイ国際航空は、タイ国の本社が昨年5月19日に経営破綻し、現在は同国の会社再生手続き中です。しかし、この1年も航空機の運航は続いてきました。

 高橋氏は、航空労働者からの訴えを受け、「就航の実態を評価して、雇用調整助成金を支払うべきだ」と指摘。厚労省は「助成金の支給申請日または支給決定日に倒産、または会社更生計画が認定されていない事業主に対しては助成金を支給しない」と述べつつ、「この取り扱いは外国法人が外国の法令に基づいて行う手続には適用されない」と答弁。タイ航空日本支社は、正当な雇調金の申請を行ったものであり、審査の対象となることが明らかとなりました。

 高橋氏は「本当に待っていらっしゃるので、審査をし、早い結論を出していただきたい」と求めていました。


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