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2021年5月22日(土)

動機はあまりに不純

歳費法改定議論で田村氏指摘

 日本共産党の田村智子政策委員長は21日、国会内での記者会見で、当選無効になった場合に国会議員の歳費を返還できるようにする歳費法改定の議論が進んでいることについて問われて、「金権選挙をして公職選挙法違法で当選無効となる議員が今後も出てくることを想定するのか」と指摘しました。

 田村氏は「当選無効となる選挙をしてはいけない。しかも、その当事者がいた自民党から法改定の議論が出てくるというのは、どういうことか」と批判。与党内からは「みそぎになる」との発言が出されていることにも触れて、「(参院議員を辞職した)河井案里氏の歳費をめぐる議論だというが、案里氏はすでに公職の立場になく、歳費を返すことはできる。自民党は案里氏に返還を求めたのか」と指摘しました。

 また、自民党から1・5億円が交付されたことについて、「誰がどういう判断で出したのか。何ら説明もせず、法案を出せば『みそぎがすむ』という。法案の動機はあまりに不純でひどい」と批判しました。


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