2021年5月28日(金)
防衛省が防止を通知
泡消火剤流出 赤嶺氏に答弁
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航空自衛隊那覇基地で発生した有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤の流出事故に関し、防衛省が全国の陸海空自衛隊部隊に再発防止策を周知徹底する通知文書を出していたことが、21日の衆院安全保障委員会でわかりました。岸信夫防衛相が日本共産党の赤嶺政賢議員に明らかにしました。
岸氏は事故について陳謝した上で、PFOSを含まない泡消火剤への交換に際しては、(1)作業前に配管等の老朽化の状況を点検する(3月1日)(2)タンクや配管経路を洗浄し、洗浄水を適切に廃棄する(4月19日)(3)環境や健康に影響を及ぼす恐れがある物質の流出に備え、適切な処理方法をあらかじめ確認し、地域住民への周知体制を構築する(同日)―ことを徹底したと述べました。
防衛省は昨年2月に公表した計画に基づき、全国の部隊でPFOSを含む泡消火剤の処理を進めています。那覇基地では今年2月、交換作業中の配管の破損により、PFOSを含む泡消火剤が周辺の住宅地に飛散。赤嶺氏が事故原因の徹底究明と全国の部隊への再発防止策の周知徹底を求めていました。