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2021年6月5日(土)

環境アセス逃れ対応

基準見直し 岩渕氏へ答弁

参院決算委

写真

(写真)質問に立つ岩渕友議員=5月31日、参院決算委

 小泉進次郎環境相と梶山弘志経済産業相は5月31日の参院決算委員会で、大規模再生可能エネルギー事業の環境アセスメント逃れに対応する基準見直しについて「7月をめどに結論を出したい」と、初めて時期を明言しました。日本共産党の岩渕友議員への答弁。

 宮城県丸森町に計画中のメガソーラー事業では、同一地区内の2カ所を合わせて約115ヘクタールを開発するにもかかわらず、経産省は「一連の事業と言えず、アセス対象外」としていました。

 岩渕氏は、経産省の「判断目安」は太陽光発電をアセス対象外とした2013年当時のものだとして、アセス法の「事業者が複数でも目的・構想及び決定時期が同一であれば一連と見なされる場合がある」との考え方や、現状と合わないと批判しました。

 岩渕氏は、同事業の中心人物が贈賄で逮捕され罰金刑が確定し、丸森町議会の総意で事業に反対していることを示し、再エネの固定価格買取制度(FIT)認定を取り消すべきだと迫りました。梶山経産相は「FIT法で事業者が地域住民との対話を怠っている場合には指導を行い、法令に違反した場合はFIT認定を取り消す」「事業体制、逮捕者との関係など確認して適切な対応をとる」と答弁しました。


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