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2021年6月9日(水)

総務省接待 利害関係者と会食禁止に

衆院総務委 本村議員が追及

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(写真)質問する本村伸子議員=8日、衆院総務委

 日本共産党の本村伸子議員は8日の衆院総務委員会で、放送関連事業者「東北新社」やNTTなどによる総務省幹部への接待問題をめぐり、「利害関係者との会食は国民に疑念をもたらす」として、原則禁止するよう迫りました。

 同省が4日に公表した調査報告では、同省職員170人から延べ約1500件、事業者との会食の申告があり、そのうち32人が延べ78件の違法接待を受けていたことが明らかになりました。

 本村氏は、「これだけ日常的に事業者との会食があることは癒着の温床になる」と追及。武田良太総務相が、「総務省の知見だけでは国際競争に勝つのは難しい。官民一体となって密に情報交換をしなければならない」と開き直ったのに対し、「なぜ飲食を伴わなければいけないのか」と指摘しました。その上で、調査で示される再発防止策も会食を前提としたものだとして、「本気で癒着や腐敗を断ち切る決意が見えてこない」と批判しました。

 さらに、本村氏は、同省の第三者検証委員会の報告書でも、「会食の積み重ねや長い付き合いにより」「馴(な)れ合い意識やムラ意識が醸成」されることが問題視されていると指摘しました。

 また、NTTが利害関係のある政務三役や公務員との個別会食は、原則実施しないことを決めたと指摘し、「総務省としても利害関係との会食を原則禁止すべきだ」と迫りました。武田総務相は、「節度と倫理観を持った会食は必要だ」と応じませんでした。


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