2021年6月18日(金)
微細プラ抜本対策を
山下氏「地球に残すな」
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日本共産党の山下芳生議員は1日の参院環境委員会で、資源循環促進法案にかかわって、「全てのプラスチックは、紫外線によって断片化・微細化し、マイクロプラスチック(MP)になる」と指摘し、プラスチック自体を減らす抜本的対策が必要だと強調しました。
山下氏は、MPが海洋で増加し続けており、誤飲した魚介類が先細りし、資源が縮んでいくと強調。またMPには生殖などに影響を与える添加剤が含まれているとして、食物連鎖で濃縮されて魚に取り入れられ、人間が食べることになると指摘しました。
小泉進次郎環境相は、化学物質の影響について「国民の関心事で、解明しなければならない」と答弁しました。
山下氏は、「MPがさらに細かくなりナノプラスチックになれば、小腸などから血管に取り込まれる。空中を漂い、脳に直接到達するという研究もある。プラスチック素材はリサイクルにはなじまない。地球上に残さないようにすることが、次世代に対する責務だ」と主張しました。