2021年6月22日(火)
温暖化対策法
原発と石炭火発批判
山下氏に参考人
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参院環境委員会で5月18日、温暖化対策推進法の参考人質疑が行われ、参考人がそろって原発と石炭火力はやめるべきだと表明しました。
日本共産党の山下芳生議員が石炭火力についての見解を質問し、小島延夫弁護士は「石炭火力は世界で全廃に向かっており、日本に融資すると他の国で活動できなくなる」と指摘。WWF(世界自然保護基金)ジャパンの小西雅子氏は「2030年の46%削減目標は石炭火力が残っていると計算できない。石炭火力をアンモニア混焼して40年も残すのが費用効果的なやり方なのか」と批判しました。
社会地球化学研究所の水谷広氏は「エネルギーを石炭などの化石燃料には依存できない」と指摘しました。
原発について、水谷氏は「原子力は廃棄物を10万年管理しなければならない」と利用に反対。小西氏は「再生可能エネルギーが安くなり、原発に経済的優位性はなく、核廃棄物も解決されておらず合理的妥当性がない」と指摘。小島氏は「原発のための送電線容量確保で再エネが接続できなくなっている。再エネを進めるなら原発は早急にやめるべきだ」と指摘しました。