2021年7月4日(日)
米空軍オスプレイ陸揚げ
ノース・ドック 横浜市に連絡なし
米陸軍横浜ノース・ドック(横浜市神奈川区)に米空軍特殊作戦機CV22オスプレイ1機が陸揚げされていることが3日、わかりました。
在日米軍基地の実態や米軍の動きを調査・公表しているリムピースによると、CV22は6月29日にノース・ドックに入港した自動車運搬船グリーン・レイクから陸揚げ。機体番号「0046」で、2013年1月からイギリスのミルデンホール英空軍基地に配備され15年に米国へ戻っています。
日本共産党横浜市議団の問い合わせに対し横浜市は、1日時点でCV22の陸揚げについての連絡はないとしています。
5機のCV22が配備されている横田基地のある東京都福生市には2日、防衛省北関東防衛局が口頭で情報提供。同省の問い合わせに米側から「通常の運用の一環で搬入、搬出しているが、米軍の運用にかかわることで詳細は回答できない」と説明があったとしています。
CV22は夜間や低空飛行で敵地深く侵入し敵要人の拉致・暗殺、兵員捜索・救助などの危険な作戦で特殊作戦部隊を投入する航空機。横田基地では、24年までに10機への増強が狙われ、新たな駐機場、シミュレーター施設、整備格納庫の建設計画が進んでいます。
米海軍厚木基地(神奈川県大和、綾瀬両市)では、隣接して工場を持つ日本飛行機が7月から海兵隊・海軍を中心にオスプレイの整備を受注しています。