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2021年7月8日(木)

100人不起訴 誤り重大

河井選挙買収事件 穀田氏が批判

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は7日の記者会見で、東京地検特捜部が2019年の参院選をめぐり、河井克行被告(元法相)や妻の案里元参院議員から現金を受け取った広島県内の地方議員や自治体首長ら100人全員を不起訴処分とした問題について、「法の根本を揺るがす重大な誤りだ」と厳しく批判しました。

 穀田氏は、買収と被買収の両方を罰するのが選挙の公正性を確保する前提であり、町長選で5000円を受け取って起訴され罰金刑を受けた例もあると指摘。しかも、買収を受けた当時の首長や議員40人中32人が現職のまま居座っていることは「まったく許しがたい」と強調しました。

 その上で、河井陣営に1億5000万円を提供した自民党本部や安倍晋三前首相も、官房長官だった菅義偉首相もほおかむりしたままだと批判。全ての責任を河井夫妻に押し付けて幕を引こうというなら、「法とは一体何なんだということにならざるをえない。ほおかむりする安倍氏らに忖度(そんたく)するような検察なのか」と重ねて批判しました。


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