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2021年7月15日(木)

青森 オスプレイの危険な低空飛行横行

「住民 不安と恐怖」 東北町長 高橋議員に

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(写真)オスプレイの危険な訓練について懇談する(左から)市川、長久保、高橋、田端の各氏=14日、青森県東北町

 24日までの日程で青森県の三沢対地射爆撃場(三沢市・六ケ所村)で米軍の訓練移転が始まった14日、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は、米軍機オスプレイが危険な低空飛行訓練を繰り返していた同県東北町と、米軍三沢基地がある三沢市を訪れました。党の田端みゆき・衆院青森2区予定候補と市川俊光・東北町議、奥本菜保巳・三沢市議が同行しました。

 東北町では、6、7月にオスプレイが小川原湖で水しぶきを上げるほど低空のホバリング(空中静止)や旋回を繰り返しています。

 長久保耕治町長は、「事故や通告なしの訓練が続き、反省が見えないという声が町の中で上がっています。国防のために駐留しているものが、住民に不安と恐怖を与え、本末転倒です。住民には生存権や居住権など憲法で守られた権利があります」と語りました。

 高橋議員は、「沖縄の負担軽減」ではなく、沖縄の苦しみを全国に拡大するだけだと批判。「基地への立場の違いはあっても、町民の命と安全を守る立場は同じですね」と応じました。

 東北防衛局三沢防衛事務所では、応対した古川和久所長が米軍側に安全対策を申し入れたと説明。高橋議員は「最低でも、町民の暮らしを守り生業(なりわい)を侵害しない具体的な約束が必要です」と求めました。


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