2021年8月8日(日)
辺野古リポート
感染最多でも工事強行
●海保ボートの意図的衝突を提訴
|
沖縄県名護市の千葉和夫さん(78)は、辺野古新基地建設への抗議活動中に海上保安庁にケガを負わされたとして7月30日、国に約280万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴しました。
千葉さんはK8護岸近くで抗議活動していた4月15日、海保の高速ボートに衝突され、救急車で運ばれました。千葉さんのむち打ち損傷はいまだ治っていませんが、海上保安庁は「適正な行動」と開き直っています。
千葉さんは「個人の問題ではなく、他のメンバーも同じ目に遭いかねない。海上保安庁の職権乱用だ」と告発しています。
●辺野古費用をコロナ対策にまわせ
648人の新型コロナウイルス感染者が明らかになり、3日連続で過去最多を更新した8月5日、ゲート前では感染対策をして十数人が監視活動を続けました。防衛局は連日、300台近くもの工事車両を入れ、大浦湾の軟弱地盤で完成の見通しもない工事を強行しています。
ヘリ基地反対協の仲本興真事務局長は「不要不急な工事をやっている場合ではない。この予算をコロナ対策に回すべきだ」と怒りの声をあげました。