2021年8月15日(日)
青森大雨
作物被害 住民訴え
七戸で高橋議員実情聞く
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日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は13日、大雨で河川が氾濫し、青森県内で初めて最も危険度が高い警戒情報「緊急安全確保」が発令(10日)された七戸(しちのへ)町に急行し、住民から被害の実情を聞くとともに、同町災害対策本部で小又勉町長と話し合いました。
佐々木寿夫党町議と、畑中孝之党県委員長、松田勝、吉俣洋両党県議が同行しました。
同町の治部袋(じんば)地域では、「十数分で一気に水が押し寄せ、家の前が川になった。消防隊に背負われ避難した」の声や「トマト、きゅうりのハウスに泥が流入」「砂利の入った泥水が水稲を倒し、収穫できないのでは」と深刻な実態を次々に訴えました。
七戸町と東北町の境界で堤防の決壊で水田が海のようになり、重機が多数水没している現場を調査しました。
2000世帯以上で断水が続く七戸町役場では、高橋氏は小又町長に「町職員のみなさんが人命最優先で住民の避難誘導に取り組んだ」ことに敬意を表明し、懇談しました。
小又町長は「断水は明日の復旧をめざす」「作物・農地被害の規模は、水が引かないと把握できない」と説明し、「水源地の伐採木の実態、土砂崩れを調べたい」と今後の対策を述べました。
高橋氏は「近年は一連の大雨被害を一体として激甚災害を指定している」と指摘。「ともに復旧に力を尽くします」と応じました。