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2021年8月15日(日)

辺野古埋め立て 遺骨土砂使うな

ハンスト始まる

日本武道館前

写真

(写真)「戦没者の遺骨を海に捨てるのは人間のすることではない」と訴える具志堅隆松さん=14日、東京都千代田区

 沖縄戦戦没者の遺骨が混ざる沖縄県南部の土砂を、名護市辺野古の米軍新基地建設に使うことに反対するハンガーストライキが14日、東京・日本武道館前で始まりました。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが、終戦の日の15日まで行います。

 ハンガーストライキは、15日に武道館で開かれる全国戦没者追悼式の参列者にアピールするために行います。靖国神社に参拝する遺族にもよびかけます。

 具志堅さんは「戦争で殺された人が、今度は海に捨てられる。これは新基地建設に賛成・反対以前の人道上の問題だ。沖縄戦には全国から日本兵が来ていて、沖縄ではなく全国の問題だ」と語っています。

 新基地建設をめぐっては、大浦湾に軟弱地盤が見つかり、当時の安倍政権が昨年、地盤改良の設計変更を沖縄県に申請。県内の土砂採取地を2地区から7地区に拡大し、本島南部の糸満市と八重瀬町が入っていました。

 具志堅さんらは、計画断念を国に要請することを求める文書を、本土の都道府県議会・市町村議会に送付。奈良県議会などで意見書が可決されています。具志堅さんは「9月議会でさらに多くの議会で可決され、国民の声で国に断念を迫りたい」と語っています。


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