2021年9月4日(土)
比例ブロックの様相
東海(定数21) 2議席以上の獲得必ず
命守れと行政動かす
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東海ブロック(定数21)で日本共産党は、96万票の得票目標をやりぬき、もとむら伸子衆院議員の議席確保、しまづ幸広前衆院議員の議席奪還、さらに長内史子予定候補の議席獲得をめざします。自民、公明、維新が11議席を占め、与野党の勢力が拮抗するなか、政権交代を実現するため、党が2議席以上を獲得することが求められています。
菅政権が五輪に固執し科学無視のコロナ対応を続ける中、災害レベルの感染拡大が東海4県にも広がり全県に緊急事態宣言が出されました。愛知では1日の新規感染者数が8月末に2千人を超え、三重や岐阜でも過去最多が続き、入院や宿泊療養できない自宅療養者が増えています。
無為無策の自民党政治の無責任ぶりは地方にも浸透しています。「保守王国」といわれる岐阜県ではコロナ禍の知事選で候補者をめぐり自民党内の支持が割れ、県民不在の内紛に。感染者が急増する三重県では知事がコロナ対応を投げ出し自民党から国政に出馬すると表明しました。
声聞く党共感
共産党は「五輪・パラリンピックより命を」と、コロナ対策に全力をあげることを求め、候補者を先頭に学校での感染対策強化や宿泊療養施設の確保などを自治体に要請。検査拡充や無症状・軽症者向けの宿泊療養施設を開設させるなど行政を動かしています。
長期にわたる感染症対応で疲労が重なる医療関係者の声を政府に届け、保健師増員も実現。日雇い労働者の相談から休業支援金の拡充にもつなげました。学生支援では高学費とコロナ禍で苦しむ若者に学費半額を訴える党への共感が広がっています。
7月に発生した静岡県熱海市の土石流災害では、もとむら、しまづ両比例予定候補がすぐさま現地入りし、地方議員らとともに被災地を調査。大雨で浸水被害が深刻だった沼津市にも入り、避難所確保や生活再建支援を求める被災地の声を国や自治体に届けてきました。
リニア中止を
しまづ予定候補が反対運動の先頭にたってきた、安倍晋三前首相が国家プロジェクトに位置付けた東海地方を貫くリニア中央新幹線工事も行き詰まっています。
もとむら議員は6月の衆院総務委員会で、9兆円で収めるとしてきた工事費がすでに1・5兆円も増え、さらに膨張する問題を取り上げ、計画中止を要求。静岡県知事選では大井川の減水を招くリニア工事が争点になり、「命の水」を守れと訴えた現職候補がリニア推進の自民党推薦候補に大差で勝利しました。
市民と野党の共闘に向けても各地で努力が続けられています。
党は100万対話をめざして、4日の志位委員長を迎えたオンライン演説会(愛知)を結節点に宣伝や集いに力を入れています。全小選挙区を回るキャラバン宣伝は愛知で8巡、岐阜で3巡と有権者に党の声を届けています。
34万の後援会員向けニュースも発行し、担い手を広げようと支部が「折り入って作戦」に奮闘。集いにはコロナ禍を経て政治に切実な要求を持った人が参加し、草の根から党への信頼を広げています。