2021年9月8日(水)

議員辞職し全容解明を

カジノ汚職事件　秋元被告に実刑

（写真）記者団の取材に応じる穀田恵二国対委員長＝７日、国会内

　日本共産党の穀田恵二国対委員長は７日、国会内で記者会見し、カジノ汚職事件で衆院議員の秋元司被告が懲役４年の実刑判決を受けたことについて、「秋元氏は議員辞職すべきだ。問題はそれにとどまらない。全容解明とともに、カジノを推進してきた自民、公明、維新の責任は免れない」と述べました。

　穀田氏は、カジノ問題は、安倍晋三前首相とトランプ米前大統領の会談に端を発し、利権をめぐって巨額の資金が動き、収賄に発展したと指摘。「自民党政治そのものの結果であって、自民党に全容解明の責任がある」と述べました。

　そのうえで穀田氏は「この問題について国民的な審判を下す必要がある」と強調。安倍・菅政権のもとで、森友・加計問題、桜を見る会など「政治とカネ」をめぐる腐敗が相次いできたことをあげ、「来たるべき総選挙で、カジノを進めてきた自民党、公明党、維新に対してキッパリと審判を下したい」と述べました。