2021年10月3日(日)
デニー沖縄知事 4日で就任3年
オール沖縄の意義説く
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4日で就任から3年となる玉城デニー沖縄県知事は、1日の県庁での記者会見で、改めて同県名護市辺野古の米軍新基地建設阻止などの公約実現や新型コロナ対策に全力で取り組むこと、「オール沖縄」という運動体の意義を語りました。
デニー知事は、オール沖縄の根幹の目的は、同新基地建設断念や米軍普天間基地(同県宜野湾市)の閉鎖・撤去などを求める、「建白書」の実現であると述べました。その上でオール沖縄は「イデオロギーではなく、ウチナーンチュ(沖縄の人々)のアイデンティティーでつながっている」と語りました。
「イデオロギーよりアイデンティティー」は故・翁長雄志前知事が残した言葉で、デニー知事は「私はこの言葉が非常に好きで、ウチナーンチュが一つになってしっかりと力を合わせていけば、難しい問題も乗り越え、解決していくことができると(翁長氏は)おっしゃった」と強調しました。
デニー知事は「良い沖縄、素晴らしい島を子どもたちに渡していこうという意味での、思想信条を乗り越えた結節点はたくさんつくられている。県民の思いがオール沖縄の中にたくさん込められているという考え方を、大事にしていきたい」と述べました。